布団から

考えていることの記録です。

日記 2021年7月14日

珈琲屋さんに行って、読書をした日だった。

今年に入ってから気に入って通っている珈琲屋さん(カフェというより珈琲屋さんである)。バーの間借りで昼間だけ営業しているお店だ。店員さんはいい感じの距離感で(そんなにはなしかけてはこないけれど顔は覚えてくれている)、店内が割と広いのでいつ行っても座れて、隣の人との距離も取れていて、何よりコーヒーとケーキが美味しい。値段は安いわけじゃないけど、だからなのか静かに過ごせる。こういう場所を作ってくださってありがとうという気持ちでいっぱいなのだけれど、今お店は1周年を迎えたとかでドリップパックを頂いたり、割引をしてもらったりして、さらにありがたい限りだった。

 

カズオ・イシグロの『クララとお日さま』を読んでいる。今読んでいるのは物語の中盤で、主人公のAI子守ロボット・クララと、その主人(?)の女の子ジョジー、そしてジョジーの友達のリックの関係性が深まってきたころ。これからどういう風に物語が進んでいくのかな、というところだ。読み終わったら感想でも書きたいと思うが、書けるのか自信がない。以前も書いたけれど、最近「感想」というものにめっきり自信がなくなってしまった。前は感じたことをもう少し言語化できていた気がするんだけど、今はそれができる自信がまずなくて「面白かった」くらいの言葉しか出てこないような気がしている。と、書いていると、そんなことはどうでもいいからとにかくなんか書けよ!という気持ちになってきた。頑張ってみます。

 

 

チェコのコミックス『ČÁSLAVSKÁ』を読み始めた。

自分で作った雑誌でこの本を紹介したのだけど、パラーっとしか読めていなかったので真剣に読み始めた。64年の東京オリンピックで活躍したチェコスロヴァキア(当時)の体操選手ヴェラ・チャースラフスカー(ベラ・チャスラフスカという表記が日本だと一般的らしいが…)の人生の物語を綴ったコミックス。

prostná=ゆか(体操競技)なんて単語と出会いながら読んでいる。語彙が少なすぎで本を読むのにすごく時間がかかるので、3ヶ月で読み切るという目標を立てた。期限があると頑張れる気がする。数えてみたら全部で170ページ弱だったので、1日に2ページくらい読めば大丈夫、という計算。さてさて、10月14日の私よ、どうなっているでしょうか。白状すると、チェコ語で長いコミックスを読みきったことがないので、これを読めたら自信になる気がする。見守っていてください…。